ふみブログ » Blog Archive » 九州グルメ旅の醍醐味を徹底解剖!絶品B級から高級料理まで食べ尽くす7日間の美食紀行

はじめに:九州が”食の宝庫”と呼ばれる理由

「九州は食べ物がおいしい」——この言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。実際に足を運んでみると、その言葉がいかに真実であるかを痛感します。四方を海に囲まれ、肥沃な大地を持ち、温泉も豊富な九州は、まさに”食の宝庫”と呼ぶにふさわしい地域です。

今回の旅では、福岡県を起点に、大分、熊本、鹿児島、長崎、佐賀、宮崎の7県を巡り、各地の名物料理から隠れたB級グルメまで、九州の食文化を余すところなく味わい尽くします。7日間かけて巡るグルメ旅の様子を、臨場感たっぷりにお届けしましょう!

1日目:福岡県編~屋台文化と博多グルメの真髄~

朝一番で味わう「博多水炊き」の深み

早朝の福岡空港に到着し、まず向かったのは創業100年を超える老舗料亭「水月」です。ここで朝からいただくのは、博多の代表料理「水炊き」。鶏ガラをじっくり煮込んだ白濁スープは、一口飲んだ瞬間から体の芯まで温まります。

「水炊きは朝食べるのが博多流ですよ」と女将さん。確かに、あっさりしながらも深い味わいのスープは、旅の始まりにぴったり。ポン酢と薬味でいただく鶏肉は驚くほど柔らかく、最後に雑炊にすると、スープのエッセンスがご飯に染み渡り、また格別です。

昼は屋台で「明太子」尽くし

博多と言えば屋台。中洲の屋台街を散策しながら、明太子専門店「ふくや」へ。ここでは明太子のバリエーションの多さに驚かされます。定番の辛子明太子はもちろん、マヨネーズ和え、バター焼き、茶漬け用など、様々な種類が並びます。

おすすめは「明太子玉子焼き」。ふんわりとした卵にピリッと辛い明太子がアクセントで、ビールとの相性は抜群です。屋台の大将と地元客の会話に耳を傾けながら、博多の日常を垣間見るひとときでした。

夜は「博多ラーメン」の本場を極める

夕食は「一蘭」本店で博多ラーメンを堪能。細麺ととんこつスープの組み合わせは、まさに黄金バランスです。替え玉を注文するのが博多流ということで、2玉お代わりしてしまいました。

その後は「屋台焼き鳥」で締めくくり。地元の若者たちと「とり皮」や「せせり」を頬張りながら、福岡の夜を満喫しました。

2日目:大分県編~地獄蒸しと豊後牛の楽園~

別府の「地獄蒸し」で海の幸を堪能

朝一番の特急で大分県別府市へ。到着後すぐに向かったのは「地獄蒸し工房 鉄輪」。ここでは地熱を利用した天然の蒸し器で、地元の海鮮や野菜を調理します。

注文したのは活きのいい関アジと地鶏、季節の野菜のセット。蒸し上がるまでの10分間、湯気の立ち上る光景はまさに”地獄”のよう。出来立てのアジは身が締まりながらもジューシーで、塩だけで十分な美味しさです。地鶏からは驚くほど出汁が出て、そのスープで作った雑炊がまた絶品でした。

昼は「とり天」で大分のソウルフードを体験

大分市に移動し、老舗店「とり天本舗 わこい」で大分名物「とり天」をいただきます。鶏肉を天ぷらにしたこの料理、衣がサクッとしながらも肉汁が溢れ出す食感は病みつきになる美味しさです。

特製のソース(甘口・辛口)につけて食べるのが一般的ですが、塩でいただくのもおすすめ。大分の地酒「西の関」と合わせれば、至福の組み合わせです。

夕食は「豊後牛」のステーキで贅沢なひととき

夜は由布院の老舗旅館「亀の井別荘」で、大分県産のブランド牛「豊後牛」を堪能しました。霜降りの美しい赤身肉は、口に入れるととろけるような食感。地元産の野菜と一緒に、ゆっくりと味わいました。

食後の温泉で身も心もほぐれ、大分の豊かな食文化に感謝しながら就寝。明日に備えてしっかり休みます。

3日目:熊本県編~馬肉から太平燕まで多彩な味覚~

朝市で「いきなり団子」を頬張る

熊本県に入り、まずは通町筋の朝市で「いきなり団子」を購入。これはさつまいもとあんこを餅で包んだ熊本の郷土菓子です。ほっこりとした甘さが朝から幸せな気分にさせてくれます。

「昔は家庭でよく作られたんですよ」と話すおばあちゃんの笑顔が印象的でした。素朴ながらも心のこもった味わいです。

昼は「熊本ラーメン」と「馬肉料理」のコラボ

熊本名物と言えば「熊本ラーメン」と「馬肉」。黒マー油が特徴のこってりラーメンを「こむらさき」でいただいた後、専門店「馬桜」で馬肉料理を堪能しました。

馬刺しの盛り合わせは、赤身から霜降りまで様々な部位を比較できて興味深い。特に頬肉(ほおにく)の食感は独特で、噛むほどに旨味が広がります。馬肉のタタキや桜鍋も絶品で、熊本の食文化の深さを実感しました。

夜は「太平燕」で中華風熊本味を体験

夕食は熊本独特の中華料理「太平燕(タイピーエン)」を「紅蘭亭」で。春雨を主役にしたこの料理、見た目はあっさりしていますが、鶏ガラベースのスープが驚くほど深い味わいです。

エビ、イカ、野菜など具材も豊富で、最後に酢とラー油を加えるとまた味が変わります。熊本にはこんな隠れた名料理があったのかと、新たな発見に興奮しました。

4日目:鹿児島県編~黒豚と薩摩揚げの王国~

朝から「つけあげ」三昧

鹿児島市の中央市場を訪れ、まずは「つけあげ」(薩摩揚げ)の食べ比べ。一般的な白身魚のものから、えび入り、いも揚げ、黒豚入りなど、バリエーションの豊富さに驚きます。

特に印象的だったのは「あご(飛魚)のつけあげ」。ふわっとした食感ながら、しっかりとした魚の風味が楽しめます。市場の店主さんおすすめの「揚げたて」をその場で頬張る幸せは格別です。

昼は「黒豚料理」の殿堂へ

鹿児島と言えば「黒豚」。老舗店「あぢもり」で黒豚しゃぶしゃぶをいただきます。脂身が甘く、肉質が柔らかいのが特徴で、ポン酢よりも塩でいただくのが鹿児島流です。

「黒豚のトンカツ」も外せません。サクサクの衣に包まれたジューシーな肉は、噛むほどに旨味が広がります。キャベツと一緒に、特製ソースでいただきます。

夜は「薩摩汁」でほっこり

夕食は郷土料理「薩摩汁」を家庭料理店「おかみ」で。鶏肉と野菜をみそで煮込んだこの料理、見た目は朴訥ですが、味わいは深く、体の芯から温まります。

「昔から家庭で作られてきた、鹿児島のソウルフードです」と女将さん。確かに、この味なら何度でも食べたくなります。地元の焼酎「魔王」と合わせて、鹿児島の夜を満喫しました。

5日目:長崎県編~異国文化が生んだ美食の数々~

朝は「皿うどん」でエネルギーチャージ

長崎市の老舗店「四海楼」で、長崎名物「皿うどん」を朝食に。太めの中華麺に、たっぷりの野菜と海鮮、濃厚なあんがかかったこの料理、見た目のボリュームとは裏腹に、あっさりと食べられるのが特徴です。

「ちゃんぽん」との違いを店主に尋ねると、「皿うどんはあんかけで、ちゃんぽんはスープ仕立て。麺も違いますよ」とのこと。確かに、皿うどんの麺はコシが強く、あんとの相性が抜群です。

昼は「トルコライス」で異国文化を味わう

長崎独自の文化が生んだ「トルコライス」を「トルコライス専門店 びんちょう」でいただきます。ピラフ、スパゲティ、トンカツが一皿に乗ったこの不思議な組み合わせ、実は非常に理にかなっていて、様々な味が楽しめるのです。

「戦後の食糧難時代に生まれた、栄養バランスを考えた料理なんです」と店主。確かに、炭水化物+タンパク質+野菜で、栄養満点です。

夜は「長崎ちゃんぽん」で締めくくり

夕食は本場の「長崎ちゃんぽん」を「元祖 桜屋」で。豚骨と鶏ガラのダブルスープに、たっぷりの具材が特徴です。麺は中太で、スープとよく絡みます。

「具材は20種類以上。一つ一つに意味があります」と主人。確かに、イカ、エビ、豚肉、野菜など、様々な食材から出るうま味がスープに溶け込んで、深い味わいを作り出しています。

6日目:佐賀県編~有明海の幸と佐賀牛の饗宴~

朝市で「呼子のイカ」を活き造り

佐賀県唐津市の呼子朝市で、有名な「呼子のイカ」を活き造りでいただきます。注文すると、店先で泳いでいたイカがその場で調理され、数分後には食卓に。透き通った身は甘く、歯ごたえも最高です。

「足も揚げておまけにしますね」と店主。揚げたてのイカ足は、ビールのつまみにぴったりです。朝からこんな新鮮な海の幸が味わえるなんて、佐賀の贅沢を実感しました。

昼は「佐賀牛」のしゃぶしゃぶ

佐賀市に移動し、「季楽」で佐賀牛のしゃぶしゃぶを堪能。きめ細かな霜降り肉は、湯にくぐらせるだけでとろけるような食感に。特製のごまだれでいただくと、さらに美味しさが引き立ちます。

「佐賀牛は脂が甘いのが特徴です」と女将さん。確かに、肉そのものの甘みが強く、野菜と一緒にいただくとバランスが良いです。

夜は「ムツゴロウ料理」に挑戦

夕食は有明海の珍味「ムツゴロウ」をいただきます。ぷりぷりとした食感が特徴で、唐揚げや佃煮にして食べます。「最初は抵抗があるかもしれませんが、食べたら病みつきになりますよ」と店主の言葉通り、意外な美味しさに驚きました。

地元の焼酎「肥前屋」と合わせて、佐賀の夜を楽しみました。

7日目:宮崎県編~南国フルーツと地鶏の楽園~

朝から「マンゴー」三昧

宮崎市の青果市場で、朝摘みの完熟マンゴーを購入。宮崎県産の「太陽のタマゴ」は、その名の通り卵のように真ん丸で、鮮やかなオレンジ色をしています。一口かじると、とろけるような食感と濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。

「マンゴーを使ったスムージー」も朝食にぴったり。南国気分を味わいながら、宮崎の一日が始まります。

昼は「宮崎地鶏」の炭火焼

宮崎名物「地鶏の炭火焼」を「おぐら」でいただきます。じっくり炭火で焼かれた鶏肉は、皮がパリッとしながらも、中はジューシー。特製の鶏めしと一緒にいただくと、また格別です。

「宮崎地鶏は運動量が多いので、身が締まっているんです」と店主。確かに、噛めば噛むほど旨味が出てくるのが特徴です。

夜は「冷や汁」でほっと一息

最終日の夕食は、宮崎の郷土料理「冷や汁」で。焼いたアジをすりつぶし、みそと混ぜて冷たい出汁でのばしたこの料理、暑い日にぴったりのさっぱりとした味わいです。

「昔は農作業の合間の栄養食として食べられていました」と女将さん。きゅうりやみょうがなどの薬味と一緒に、ご飯にかけて食べます。旅の疲れを癒してくれるような、優しい味です。

九州グルメ旅を終えて:食から見える九州の魅力

7日間かけて九州各地の名物料理を巡った今回の旅。それぞれの土地の気候風土、歴史文化が生み出した多様な食文化に、改めて驚かされました。

九州の食の特徴は、まず「素材の良さ」が挙げられます。豊かな海と大地に恵まれ、新鮮な食材が手に入る環境が、シンプルな調理法でも美味しい料理を生み出す土台となっています。

また、「地域ごとの個性の強さ」も印象的でした。同じとんこつラーメンでも、博多と熊本では全く異なるし、焼酎文化も県ごとに特色があります。この多様性こそが、九州グルメの最大の魅力と言えるでしょう。

さらに、「B級グルメの充実度」も特筆すべき点です。ご当地ならではの素朴ながらも心温まる料理の数々は、地元の人々の生活に根ざしたもので、旅人にとってはその土地の空気を感じる最高の手段です。

今回の旅で感じたのは、九州の食は単なる「美味しさ」だけでなく、その土地の歴史や人々の暮らしが詰まった「物語」だということです。ぜひ、皆さんも九州を訪れる際は、美味しい料理を通して、各地の文化に触れてみてください。きっと、忘れられない食の体験ができるはずです。

九州グルメ旅のお役立ち情報

おすすめの季節

九州は年間を通じてグルメを楽しめますが、特にオススメは9~11月。暑さも落ち着き、秋の味覚も楽しめます。

移動手段

九州新幹線を活用すると効率的です。JR九州パスを利用するのがお得。

予算の目安

1日あたり食費5,000~10,000円程度を見込むと良いでしょう。高級店も気軽に楽しめるのが九州の良いところです。

マナー覚書

・屋台では地元の人との会話も楽しみの一つ。気軽に話しかけてみましょう
・焼酎はお湯割りが基本ですが、好みで水割りやロックもOK
・B級グルメ店では現金払いが基本のところが多いので、小銭を多めに持参を

お土産選びのポイント

・明太子(福岡)
・とんこつラーメンのスープパック(熊本)
・地獄蒸しプリン(大分)
・薩摩揚げ(鹿児島)
・カステラ(長崎)
・ムツゴロウの佃煮(佐賀)
・マンゴー製品(宮崎)

九州は訪れるたびに新しい発見がある”食の楽園”です。このガイドを参考に、あなただけのオリジナルグルメ旅を計画してみてください!